人とモノのPR支援を始めた動機

ステキな人やモノに出会うと人に話さずにはいられない人がいます。私はその典型なのかもしれません。ただ、他の人とちょっと違うのは、それをビジネスにしてしまったところです。

 

大学卒業後、オズマピーアールという会社に入社しました。日本のPR会社の草分け的存在で、国際部もあり、日本の企業や団体を海外にPRする業務も請け負っていました。現在、私の肩書きは、プランナー・コピーライターとなっておりますが、スタートはPRマンだったわけです。

 

在籍年数は長くありませんでしたが、この会社からはPR業務に関わる実にたくさんのことを教えてもらいました。最初は、自分の会社の宣伝をわざわざ高いお金を払ってPR会社に任せることがわかりませんでした。AD(アドバタイジング)とPR(パブリック・リレーションズ)の違いさえ知らなかったのですから無理はありません。
自社の商品やサービスをダイレクトに訴える宣伝は大切です。しかし、それだけでは、真のブランドイメージや生活者との良好な関係は築けません。

 

そこで、力を発揮するのがPRです。PRとはマスメディアに対して会社や商品の情報を発信し、記事にしたててもらいます。業界用語では、パブリシティと言います。パブリシティが効果的な理由は、信頼のおける第三者(マスコミ)にメッセージを発信してもらうことです。自分で自分の自慢話をするより、他の人(第三者)から「あの人はスバラシイ」と言ってもらった方が説得力がありますよね。

 

これだけ説明させていただき、話を元に戻します。

 

この世には、アピール下手やコミュニケーション不足のせいで、日の目を見ることなく埋もれたままの、魅力ある人や会社、モノやサービスがたくさんあります。

 

特に地方はそうです。

 

照れなのか、謙遜なのか、もっと自信を持ってアピールしてもいいのに、なぜかへりくだってしまいます。そうすることが美徳であると、人々の意識の中に刷り込まれているのかもしれません。宣伝やPR費にかけるお金があったら、商品の改良や改善に費やした方がよいと考える企業が多いのも地方企業の特徴です。

 

私は東京に11年間暮らしたので、その違いがよくわかります。
しかし、これはもったいないことです。
メッセージの伝達が不得手なだけでなく、そもそも自分の価値や魅力に気づいていない人や会社もたくさんあります。
これは、なんとかしなければなりません。
コミュニケーションのプロを自認する身なら、なおさらです。

ブランディングの力で地方を元気にする

私の知る限り、名古屋にはPR専門会社が1社しかありません。

 

マスコミのほとんどが東京に集中する現状を考えると、仕方のないことかもしれません。マスコミへのアプローチに不利な地で、パブリシティ効果を必要とされるPR専門会社を軌道に乗せるのは並大抵なことではないからです。

 

しかし、地方においてもPR支援を必要とする人と企業は増えています。
“ブランドを確立し、情報提供に長けたものがビジネスを征する”ことに、地方の人や企業も気づいたのです。組織の大小に関わらず、また地方にあっても、やり方次第では同じ土俵で戦えることを知ったのです。

 

そこで威力を発揮するのが、ブランディングに基づいたPR支援です。

 

スペシャリストや中小零細企業が本当に必要とするのは、短期集中的な広告出稿ではありません。瞬間的に売れるアイデアではなく、継続して売れ続ける仕掛けです。

 

これからは、ブランド構築に長けた人や企業が大きく飛躍します。

 

「地方でブランディングなんかできないよ」
そんな辛辣なことをクリエイター仲間から言われた時期もありましたが、時代は大きく変わりました。地方もブランディングに目覚めたのです。今まで培ってきたスキルが必要とされています。その手応えを感じます。

 

地方で生まれ、地方で生きる私だからできることがあります。
地方を元気にしたいという思いは誰にも負けません。

 

今まで以上に研鑽を積み、ネットワークを広げ、地方でがんばる人と地方が誇る逸品の魅力を全国に、いや世界に発信していきたいと思います。

 

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