第1回定例会報告書
日本酒提供
会社名 |
小町酒造株式会社 |
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住所 | 岐阜県各務原市蘇原伊吹町2-15 |
TEL | 058-382-0077 |
FAX | 058-371-1027 |
URL | http://www.nagaragawa.co.jp/ |
社長 | 金武和彦 |
杜氏 | 金武直文(蔵元杜氏) |
創業 | 明治27年(西暦1894年) |
開催概要
日時 | 平成22年10月22日(金)19:30~21:30 |
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場所 | 手打ちそば・小料理「和蕎楽(わそら)」 |
参加者数 | 11名(男性6名、女性5名) |
提供していただいた日本酒
『スパークリングにごり』 ―爽やかな天然微発砲にごり酒― |
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感 想 | |
・口当たりが爽やか(男女ともに多い) | |
・飲みやすいのでいくらでもイケる(女性に多い) | |
・軽くてミルキーで飲みやすい(女性の感想) | |
・スターターとしてはピッタリ(男女ともに多い) |
『長良川 超辛口+20』 ―超スッキリ“通”の辛口― |
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感 想 | |
・キリリとした印象(男性に多い) | |
・辛口党には最高のお酒(男性の感想) | |
・今まで飲んだ日本酒の中で一番ドライ(女性に多い) | |
・酔うためのお酒という感じがした(女性の感想) |
『しぼったまま純米』 ―地元限定!“しぼったまま”を“熟成”させた季節酒― |
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感 想 | |
・飲みやすい(男女ともに多い) | |
・いちばん好き(女性に多い) | |
・味が濃いめで米の味がするのが印象に残った | |
・日本酒好きな人にいちばん向いている |
『立春ひやおろし』 ―フレッシュさと熟成の味が同時に味わえる純米吟醸― |
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感 想 | |
・話題性がある、誰かに話したくなる(女性の感想) |
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・このお酒が最も食事に合うのではないか(男女ともに多い) | |
・口当たりがとてもやさしい感じがした(女性の感想) | |
・無難に美味しいお酒 |
『長良川 美酸純米』 ―多酸系酵母で仕込んだ新感覚の日本酒― |
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感 想 | |
・話題性がある、誰かに話したくなる(女性の感想) |
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・一度飲んだら忘れられない味(男性の感想) | |
・名前から味が想像しにくい | |
・「酸」という漢字はおいしそうに思えない |
人気投票
今回の人気ベスト3は下記のとおり
- 『立春ひやおろし』
- 『しぼったまま純米』
- 『スパークリングにごり』
好き嫌いがはっきり分かれた日本酒
『長良川 美酸純米』
逆に言えば個性が強いということでもあるので、アプローチの仕方次第では話題を
創出しやすいという意見もあった。
例えば、「新感覚」「未知の味」と言ったキャッチフレーズで差別化をはかる。
蔵元の印象
- 丁寧なお酒造りをしている印象を持った
- 各務原にもこんないい蔵元があることを知った
- 肴によく合い、おいしくいただけました
- 音楽を聴かせて熟成させる、その手法ついて聞きたかった
生産地について
- 各務原にこんないい蔵元があるとは意外、勉強になった
- 各務原にもおいしいお酒を醸す豊かな自然があることを知った
- 各務原の観光を兼ねて蔵元を訪ねたくなった
- 各務原には「長良川」の印象が薄かったが、見方が変わった
その他の感想
美酸純米のネーミングを変えたい→テーマは「響き」
1つの蔵元に絞って紹介する日本酒の会は新鮮で新しい。利き酒の会は何を飲んだか忘れてしまうが、このスタイルなら蔵元も飲んだ日本酒の銘柄も記憶に残る
第1回定例会「小町酒造株式会社」総評
都会でもないし、かといって田舎でもない。他県の人からは、一般的な地方都市の印象しかない
各務原市であるが、緑が豊富なこと、水がおいしいことを知り、日本酒造りの伝統が息づいてきたことに
納得の様子。
各務原市に詳しい人には、自衛隊や航空機産業のイメージが強いだけに、この地に蔵元があることが、
かえって新鮮に映るようだ。小町酒造の印象で顕著だったのは、造る日本酒の種類が豊富なこと。
飲み比べが堪能できた理由をそこにあげた人が多かった。しかし、そのいっぽうで、もっと一つ一つが
個性を発揮した方がいいとの声もあった。大きく分けると、女性には飲みやすいお酒、男性には個性の
際立つお酒が好評であった。最後に、蔵元関係者の出席を望む意見が多かった。
利き酒の会ではないにしても、各日本酒のコンセプトや日本酒造りの苦労話などを生産者の口から
直接聞けたら、もっと印象に残る定例会になったはずだと、そんな感想が寄せられた。