第3回定例会報告書
日本酒提供
会社名 |
勲碧酒造株式会社 |
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住所 | 愛知県江南市小折本町柳橋88番地 |
TEL | 0587-56-2138 |
FAX | 0587-56-2139 |
URL | http://www.kunpeki.co.jp/ |
社長 | 村瀬 公康 |
杜氏 | 村瀬 公康 |
創業 | 大正四年(1915年) |
開催概要
日時 | 平成23年5月19日(木)19:30~21:30 |
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場所 | 手打ちそば・小料理「和蕎楽(わそら)」 |
参加者数 | 24名(男性9名、女性15名) |
提供していただいた日本酒
純米大吟醸 杜氏渾身ノ酒 しゅわしゅわ |
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感 想 | |
・すごく飲みやすい(男女ともに多い) | |
・日本酒が苦手でも飲める(女性の感想) | |
・暑い日に冷やして飲みたい(男女ともに多い) | |
・いくらでも飲めてしまう(女性の感想) | |
・爽やかな印象なのに味はしっかりしている(男性の感想) |
純米吟醸桜酵母 五条川桜 あらばしり |
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感 想 | |
・桜のほのかな香りがしておしゃれ(女性に多い) | |
・ワインようなテイストを感じた(女性の感想) | |
・やわらかい味がする(女性の感想) | |
・飲み始めフルーティ、あとでピリッ!(女性の感想) | |
・口あたりはソフトでも喉ごしに存在感を感じる(男性の感想) |
本醸造 寒造り 無濾過生原酒 |
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感 想 | |
・毎日晩酌するなら、このお酒がいい(男女ともに多い) | |
・深みがあり、たくさん飲んでも飽きない(男性の感想) | |
・すっきりしていて飲みやすい(女性の感想) | |
・ほどよい辛さ。くせがなく飲みやすい(男女ともに多い) | |
・どんな料理にも合いそう(男性に多い) |
ははそはの あいちのかおり 特別純米酒 |
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感 想 | |
・素朴でさわやかなイメージ(女性の感想) |
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・まろやかさを感じた(女性の感想) | |
・主張が弱く、ものたりない(男性の感想) | |
・好き嫌いが分かれるだろうな(男性に多い) | |
・飲みやすいけど、印象に残らない(男性の感想) |
純米大吟醸 山田錦 無濾過生原酒 |
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感 想 | |
・どんな料理にも合いそうな気がします(女性に多い) |
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・主張を持った力強さを感じた(女性の感想) | |
・大切な人と飲みたい、贅沢なお酒です(男性の感想) | |
・一口目でおいしさが実感できました(女性の感想) | |
・お酒にグイグイ引っ張られます(男性の感想) |
純米原酒 氷温熟成酒 |
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感 想 | |
・香り、味、ともにしっかりしている(女性に多い) |
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・甘くて旨味を感じた(女性の感想) | |
・初心者の私にはちょっと個性的すぎるかも(女性の感想) | |
・味が濃くておいしい(男性に多い) | |
・燗で飲んだが、冷やして飲むのが王道では(男性の感想) |
今回のお品がき(料理)
人気投票
今回の人気ベスト3は下記のとおり
- 純米大吟醸『山田錦 無濾過生酒』
- 純米大吟醸『杜氏渾身ノ酒 しゅわしゅわ』
- 純米吟醸『桜酵母 五条川桜 あらばしり』
ラベルの印象
- 『杜氏渾身ノ酒 しゅわしゅわ』は清涼感があって好印象。
- 女性にはもっと華やかなラベルがあってもいい。
- 勲碧の書体に勢いがあって、よりおいしく感じる。
- 全体的に重くて男っぽい印象が強い。
- シンプルなところに好感が持てるが、押しが弱いかも。
蔵元の印象
- 家から結構近いのに知らなかった。
- 地域に愛されるお酒を醸している印象を持った。
- 専務さんの説明が丁寧でわかりやすかった。
- 蔵出しの催事にも参加してみたい。
- お酒がおいしいのでもっと宣伝した方がいい。
生産地について
- 地元の水にこだわっており好感が持てた。
- 日本酒の流行に左右されることのない姿勢がいい。
- 旨味にこだわる味わいから江南で愛されてきた理由がわかった。
- 五条川桜の酵母を取り入れた日本酒は本当に地酒らしい。
その他の感想
- どのお酒もすごく真面目に醸している印象を持った。
- 地元以外にももっとメッセージを発信した方がいい。
- 『桜酵母 五条川桜 あらばしり』はもっとPRしてもらいたい。
第3回定例会「勲碧酒造株式会社」総評
説明にお越しいただいた専務の村瀬氏の誠実な印象も重なったせいか、蔵元に対する感想に「真面目」「丁寧」とか「一生懸命さが伝わる」という言葉が多く見受けられた。
ご提供いただいた日本酒を飲み進めるほどに、地元の方の口に合う、旨い酒を醸してこられた自信と誇りがひしひしと伝わってきた。流行を追わない姿勢は好感が持てる。日本酒の好みはもちろん人によって異なるが、参加者の方々に感想を書いてもらうとき、「料理によく合う」というコメントを記した人が多かった。これも、今回の定例会の顕著な特徴である。
男女関係なく支持を集めた勲碧酒造様であるが、知名度はまだまだである。残念ながら、地元でも知らない人がいた。蔵出しのイベントなど、酒造元独自の催事も行っているが、年間を通じたプロモーションやパブリシティが必要なのかもしれない。
『桜酵母 五条川桜 あらばしり』のように、開発時の苦労話がロマンチックな物語になっているよい例もあるので、上手にアピールすれば、全国にもファンを増やせるのではないだろうか。